ECサイト必須のセキュリティ【EMV 3-Dセキュア】徹底解説!
原則全てのEC加盟店様において導入が求められている本人認証サービス「EMV 3-Dセキュア」。
2025年3月末までを期限として、加盟店様での対応が急がれています。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下、GMO-PG)では、これまでの情報発信に加え、2023年より加盟店様の導入推進のためウェビナーを実施してまいりました。
本記事では、2024年6月に実施したウェビナー【EMV 3-Dセキュアの具体的な運用方法を徹底解説】(講師:GMO-PG 財津 拓郎)の内容をダイジェストでご紹介いたします。
ウェビナー動画と併せてご確認いただき、EMV 3-Dセキュア導入・運用にお役立てください。
※動画内の役職・情報は2024年6月現在/写真は2024年8月実施したEMV 3-Dセキュアセミナーの様子となります
EMV 3-Dセキュア義務化の背景
EMV 3-Dセキュア導入が原則義務化となった背景には、不正利用被害額の増加があります。
なかでもECサイトを中心とした非対面取引における番号盗用被害の増加が著しく、有効な対策とされているのが本人認証サービスのEMV 3-Dセキュアです。
2024年3月に公表された、割賦販売法における実務指針であるクレジットカード・セキュリティガイドライン5.0版では、EMV 3-Dセキュアを含んだ今後の不正利用対策の考え方も提示されました。
EMV 3-Dセキュアの特長
EMV 3-Dセキュア3つの運用パターン
パターン① 加盟店のリスク判断により、必要に応じてEMV 3-Dセキュア認証を行う運用
網羅的な対策にてEMV 3-Dセキュアと同等以上の不正抑止効果がある場合、加盟店様側でEMV 3-Dセキュア認証実施の判断を行うことが可能です。
パターン② カード番号登録時にEMV 3-Dセキュア認証を行う運用
不正ログイン対策や属性・行動分析等による不正リスク判断を行った上で、カード番号登録時のEMV 3-Dセキュア認証は必須とし、決済時は必要な場合のみEMV 3-Dセキュア認証を行う運用です。
パターン③ 決済の都度、EMV 3-Dセキュア認証を行う運用
決済の都度、EMV 3-Dセキュア認証を行うほか、カード番号登録時にもEMV 3-Dセキュア認証を行うことが推奨されています。
このほか、加盟店様起因となる取引についてはEMV 3-Dセキュア認証の例外とされています。
EMV 3-Dセキュア認証はなされていない取引となるため、当該取引で不正利用があった場合は加盟店様によるチャージバック負担が発生します。
講師:GMO-PG 財津 拓郎
また、EMV 3-Dセキュアの未導入が認められる取引についても具体例とともに解説しています。
未導入が認められている取引でも、EMV 3-Dセキュア導入が技術的に困難な場合を除き、不正利用の増加やカード会社・決済代行会社が必要と判断した場合にはEMV 3-Dセキュアを導入いただくこととなります。
詳しい内容については動画よりご確認ください。
▼動画全編はこちらからもご覧いただけます▼